日本ヘルダー学会


学会概要

日本ヘルダー学会はドイツ文化研究のプラットフォームです

ヨーハン・ゴットフリート・ヘルダー(Johann Gottfried Herder, 1744–1803)は、18世紀後半から19世紀にかけて活躍したドイツの知識人で、その知性は文学者・歴史家・思想家といった概念だけでは包括することができないほど幅広く、1800年前後から19世紀半ばにかけてのドイツで確立した人文諸学の萌芽の多くを宿しています。そればかりか、21世紀を迎えた今日において重要性を増している異文化比較や環境学などの観点からも注目すべき洞察を残しています。日本ヘルダー学会は、このヘルダーとその時代はもとより、それらが後世に与えた影響、そしてその遺産に関わるすべての領域、ひいてはドイツに関わる人文諸学の領域を日独の視点から解明することを目指しています。そこにはヘルダーとその時代を現代の視点から、とりわけ日本の立場から考察し、21世紀に生きる私たちにとってのヘルダーとその時代を再発見することも含まれます。要するに過去と現在のドイツ文化に関わるすべての分野が私たちのフィールドです。ヘルダー研究およびこれに関連する諸分野の学際的研究の促進を目的とする日本ヘルダー学会は、ドイツ文化万般に関心を寄せる専門の研究者から愛好家までが集う「ドイツ文化研究のプラットフォーム」です。