日本ヘルダー学会


『ヘルダー研究』第11号〜第15号 掲載記事

第6号〜第10号 第16号〜第20号

第11号(2005年)

ヘルダーにおける力の概念――その歴史思想への関連から
七字慶紀
1
言語の亀裂/亀裂の言語――ヘルダーにおける起源への問いと翻訳術
小野文生
19
ヘルダーの秘密結社批判
北原博
43
18世紀の宇宙遊泳者ヘルダー――地球形成と人間形成に《続くもの》をめぐって
横道誠
61
「野ばら」伝説――ヘルダー的民謡概念の一例
志村哲也
79
フュスリとスイスのシュトゥルム・ウント・ドラング
今村武
99
自然・歴史・生――ディルタイによるゲーテの自然観の受容を手がかりにして
走井洋一
117
テクストと作者をめぐる試論――ジャン・パウルの『自伝』構想の挫折を手がかりにして
亀井一
139
庭園における「健康」――十八世紀の造園術と養生術
濱中春
157
日本ヘルダー学会2004/2005年度研究発表会・シンポジウム報告
178

第12号(2006年)

Zum Problem des Fortschrittsdenkens in der modernen Pädagogik. Am Beispiel der reformpädagogischen Bewegung
土橋實
1
Erinnerung der Sprache im Gedächtnisdiskurs. Zur Abhandlung über den Ursprung der Sprache J. G. Herders
磯崎康太郎
27
啓蒙の「学芸国」と雑誌メディアの興隆
赤澤元務
43
ヘルダーのアルカディア――トポスから見たイタリア旅行
岩崎大輔
65
Die Bibel als das neue Evangelium. Zur Bibel-Programmatik bei Novalis
高橋優
87
M. エンデの『モモ』に見られるファンタジーの役割
梅内幸信
105
「進化」と「進歩」――現代人間学からの考察
紺野祐
123
Chamissos Reise um die Welt als Erweiterung von Peter Schlemihls Weg
秋山大輔
145
日本ヘルダー学会2006年度研究発表会・シンポジウム報告
165

第13号(2007年)

神学者としてのヘルダー――特にそのキリスト論を中心にルターとの関連にもふれて
倉松功
1
18世紀ドイツ文芸にみるトルコ人像――モーツァルトの『後宮からの奪還』とヘルダーの『民謡集』を中心にして
佐藤研一
23
レッシングとイスラーム――『カルダーヌス弁護』と『アダム・ノイザーについて』を中心にして
笠原賢介
51
Herder und der Osten. Dargestellt am Beispiel der Adrastea
Frieder Sondermann
71
ヘルダーの歴史意識における「感情移入」の位置づけについて――歴史の連続、断絶、共鳴
濱田真
93
ビュッケブルクのヘルダーとハーマン――「人類最古の記録・史料」Älteste Urkunde des Menschengeschlechtsの解釈にむけて
常葉謙二
111
ヘルダーと新人文主義
曽田長人
139
18世紀の教育思想における「発達 Entwicklung」概念の分化――ヘルダーを手がかりに
相澤伸幸
161
ゲーテ自然学と人間形成の現象学
斎藤雅俊
179
日本ヘルダー学会 2007年度研究発表会・シンポジウムプログラム
195

第14号(2008年)

「作者の魂を読むこと」――若きヘルダーの場合
南大路振一
1
ルター派神学者としてのヘルダー
倉松功
13
Multikulturalismus versus Kosmopolitismus. Zu einer aktuellen Debatte mit einem Seitenblick auf Herder
ヴァルター・ループレヒター
45
Sprachtheorie als Staatstheorie. Adam Müllers „Zwölf Reden über die Beredsamkeit und deren Verfall in Deutschland“
小野あさよ
57
生の哲学からみた人間形成――ディルタイの生の哲学をもとに
走井洋一
83
崇高な瞬間――シラーとブレイクにおけるラオコーン像
本田博之
103
近代日本における翻訳語「魔女」の成立――グリム・メルヒェンと森鴎外をてがかりに
大野寿子/早川芳枝
121
日本ヘルダー学会 2008年度研究発表会記録
149

第15号(2009年)

Bildung und Wissen. Zur Aktualität des Bildungsbegriffs
Wilhelm VOSSKAMP
1
Hölderlin und die Briefkultur des 18. Jahrhunderts
Koji OTA
13
感覚の「暗さ」について――初期ヘルダーの『存在試論』を手がかりにして
濱田真
45
初期ヘルダーにおけるジェンダーと教育――ドイツ国民意識形成との関連で
川島隆
59
同情と啓蒙――レッシングと批判理論における一致と差異
藤井俊之
81
イゾルデ像に見るアイリッシュ・オリエンタリズム――リヒャルト・ヴァーグナーの『トリスタンとイゾルデ』から
山崎明日香
105
シラーの「美的国家」理念について――『人間の美的教育についての一連の書簡』を実例と対照する試み
長谷川悦朗
127
2009年度日本ヘルダー学会春季研究発表会・シンポジウム
145
Herder-Kolloquium: Herder und die Tradition der Bildung
157